朝の光が、静かに部屋へ入ってくる。
物を減らした空間では、光の動きがよく見える。
それだけで、少し整った気持ちになる。
テーブルの上には、必要なものだけ。
何も語らない静けさが、部屋の隅に薄くたまっている。
その静けさの中で、ゆっくりと呼吸が整う。
シンプリストを目指す生活は、派手な変化ではない。
ひとつ物を減らすたび、空気がわずかに軽くなる。
その小さな変化が、朝の光と重なって、生活の輪郭を静かに整えていく。
音はほとんどない。
ページをめくる音、湯がわく前のかすかな気配。
どれも、以前より少しだけ鮮明に聞こえる。
余白が増えると、生活の細部がそっと姿を見せる。
完璧を求めているわけではない。
ただ、自分が心地よくいられる場所をつくりたいだけ。
朝の光がそれを手伝ってくれる。
今日もまた、ひとつだけ余白を増やしてみる。


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